【苫小牧市】2019年に75年の歴史に幕を下ろした「三上家具店」。懐かしい写真を見せてもらいましたよ。

 2019年8月末で閉店した、錦町2丁目の「三上家具店」さん。今回三上社長とお話しできる機会があり、貴重な昔の写真を見せていただくことができたのでご紹介します。 1944年、一条通沿いに「三上家具建具店」として創業。

こちらの写真は、前身である「三上商店」。福引のお知らせがあるので年末の写真なのではないかとのこと。お店は駅前通りにあったそうです。当時の地図も見せてもらうことができました。三上商店は地図上では真ん中より少し左上あたり。そのほかに富士館や娯楽場などがあります。

苫小牧軽便鉄道(通称「山線」)もありますね。 一条通に店舗があった頃の写真を見せてもらいました。1983年9月の写真だそうです。この頃は一条通はアーケードになっており、隣にはミヤモト薬局があります。トラックも時代を感じますね。  店内改装のための一時閉店売りつくしセール。絨毯が店舗前に並べられており、今ではみられない風景ですね。この後建物は1998年3月19日、薬局から発生した火災の類焼に遭い、建物および店内の商品が全焼したそうです。現在この場所は「三上駐車場」となっていますね。その「三上駐車場」入り口にあるこちらの看板、見たことある方はいませんか?

この看板は三上家具店の三上勲社長が、昭和37年6月18日に、あの「裸の大将」でおなじみの画家・山下清氏が苫小牧市を訪問して、錦町にあった鶴丸デパートにてヨーロッパ展を開催したことを記念して作った看板です。

看板の上には山下清の代表作、「花火」をあしらった絵もあります。看板がついた当初はありませんでしたが、あとで三上社長が追加したとのこと。看板の裏にも山下清氏の情報が。来苫された際に山下画伯が描いた、当時の鶴丸の貴重なデッサンも見せてくれました。ちなみに2020年までは同じ場所に、作家・詩人の宮沢賢治が大正13年に来苫されたことも看板に書かれていましたよ。

現在、閉店した三上家具店の建物はすでに売却されたとのこと。今はそのままになっていますが家具店の看板も今後は見られなくなるのではないでしょうか。近くを訪れた際には看板も一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

場所はこちらです。

まりろっく

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!

コミュマッチ